FXの通貨別の失敗談。失敗は突然に、死神のように襲いかかる。

匿名希望

とある漫画作品に「運命は存在しない。無知な者が運命と呼ばれる濁流へと落ちていくのだ(要約)」という言葉があります。
FXはまさにこれが当てはまるものです。
運が悪いなどの理由で失敗したようで、実は知識が不足していることが原因であることがほとんどです。
しかしながら運という要素も重要で、その部分に恵まれなければ知識があっても損をします。
そんな、知識不足や運の無さにまつわるFXの失敗の体験談をご紹介していきます。

FXは人類意思

為替とは人類的な意思によって形成される波であり、その波は人の心情や思考などによって移り変わります。
人の心とはなかなか読めないものであり、読み違えれば失敗します。

FXでの失敗は情勢に対しての人の心・意思の読み間違いであり、これを理解することが大事であることがわかります。
そんな読み違え、失敗した体験を紹介していきます。

豪ドル円での失敗

オーストラリアの通貨はアメリカの情勢にも影響を受ける通貨です。
当時は米中貿易摩擦の影響によりマイナス方向への流れが多く、この状況においてタイミングを見て売りポジションを入れました。

しかし、ポジションを入れた後、予想に反して上昇しました。
情勢的にそう長くは続かず落ちるだろうと考えてそのまま見守っていた所、チャートの波のパターンにおいて落ちると思われる所で更に上昇。

「ちょ、今パターンブレイクする!?」という感じでしたが「いやいやありえない、情勢的に近々落ちて戻すはず」と考えて待ち続けました。
しかし、国際情勢を完全に無視するかのように上昇は延々と止まりません。

「投資家達は一体何を考えているのか、ヘッドラインとか見てないの!?」と思わざるを得ないような上昇。
理解が出来ない流れに混乱するしかありませんでした。

結局その後は大幅な上昇となり、そこからやや下げた所で損切りしました。
時として投資家達はその場のノリで情勢を完全に無視することがあるということを身をもって痛感しました。

投資家達のイケイケムードに損失方向で巻き込まれる事は本当に恐ろしい出来事です。
その時の流れ、ノリを見極めることの重要さを思い知りました。

メキシコペソ円での失敗

メキシコペソは原油の価格と外貨に振られやすい通貨です。
その値動きに対しての損益の動きは通貨が安い影響によって大きく、元手が少なくても成功すれば高い利益を得られます。
しかしその反面、失敗時は損失が巨大となるハイリスクハイリターンな通貨でもあります。

そんなメキシコペソで利益を得るべく、夜中にタイミングを見て買いポジションを入れました。
予想に反して下がりましたが、過去のパターン的に戻すだろうとチャートの流れ的に判断して就寝しました。

しかし、朝起きてポジション欄を見て驚きました。
「ポジションが無い・・・」

そう、ポジションが無くなっていたのでした。
決済の履歴を見ると取引余力50%の所で強制ロスカットされており、とんでもない損失が出ていました。
それにより、朝の寝起きに深い絶望を叩き込まれるという最悪な状況となりました。

ただ、絶望しているだけでは解決しないので、その後は取引でなんとか少しずつでも取り返していこうと心に決めることになります。
メキシコペソ円はその後の経験から、「首狩り通貨」と個人的に結論づけました。

おなじ1通貨あたりが安いランド円ではここまで強烈に動いたという経験が個人的な取引中においてありません。
ランド円は失敗時においてはじわじわと追い詰めて地獄をみせるような印象です。

しかし、メキシコペソ円はほとんど苦しむ間もなく一気に並んだポジション=投資家達の首をはねていきます。
死神が一気に鎌を振り抜くかのように。恐ろしい限りです。

失敗の要因は原油の流れやヘッドラインの情勢などからわかりました。
そして、そんな流れに大きく動きやすいメキシコペソを持ち越すことは、とてもリスクが高いことだとも身をもって感じたのでした。

まとめ

人間、実際に体験してみないとわからないものがあります。
どうしても見聞きしただけの知識では「油断」が生じてしまうのです。
そしてそれによって失敗をしてしまいます。

しかし、「実感」をあらかじめ得ることができなくとも「知識」は蓄えることができます。
失敗で地獄を見ることがないように、無知によって濁流に飲まれることのないように、しっかりと取引の前にFXの勉強をしていくようにしましょう。
ネットでは取引技術を紹介しているサイトがたくさんあるので、それらを資格取得を行う気持ちでよく見ていくと良いでしょう。