MYMY
FXを始めて1年、ひよっこの大学生がコロナ相場に直面した体験記です。
1年間独学で勉強してきた私がどのように戦ったかよければ最後まで見てみてください。
FXを始めたきっかけ
FXは私が20歳の誕生日を迎えた時に始めました。
きっかけとなったのは金融庁が出した衝撃のニュース、「老後2000万円問題」。
年金だけでは生活できずこのままでは老後に生きていけなくなると言う学生の私には腰が抜けるくらいの衝撃なニュースが飛び込んでいました。
「このままではいけない、何とかしてお金を貯めないと」
と言う安易な考えから資産について勉強し始め、行きついた先が株とFXでした。
「FXはリスクがあって危険」
「これは投資ではなく投機だ」
なんと言う意見を様々な方から頂きますが、長年続けて行って将来的には資産が築けると言う事を考えると乗り越えなければいけない壁であると思って始めました。
口座開設から最初の挫折
元々貯金癖があった私は、大学生に入ってから貯めていたお金が100万円以上溜まっていました。
大学を卒業したら車でも買おうかと思っていましたが、FXを始めたことにより資金をこちらに回すようになりました。
最初の元本は50万円。
レバレッジをかけて国内のFX業者さんの口座を開設し取引を始めました。
始めた当初、最初はドルやユーロ、ポンドと言った主要通貨しか知らず
「いろんな通貨があるのか!」
なんて最初は感心していました。
そんなこんなでいろいろトレードをしていきながら取引ツールの使い方やテクニカル分析などを日々勉強していました。
私は最初スキャルピングやスイングなどの様々な手法で試してみた末、自分にはスイングトレードが向いてるのではないかと思い中長期的なトレードを戦略としてやっていました。
正直、最初は勝ちながら負けもそこそこで最初の数か月で10万円ほどプラスでした。
楽しくなってきて
「なんだ、FX難しいって言うけど簡単じゃないか!」
なんて思っていた矢先、2019年の5月末に突如勃発した「米中貿易戦争」。
ヘッドラインニュースと共に突如、クロス円が暴落し始め1週間後にはびっくりするレートにまで暴落してしまいました。
当時私は主要通貨をトレードしていてあろうことかかなりのレバレッジをかけていたので損切りが出来ずに強制退場……。
一瞬にして入金していた50万円の大半がなくなってしまい死ぬほど悲しくなりました。
「一生懸命バイトしてためたお金なのにこんなに簡単になくなっちゃった……」
その日はバイト先の先輩に焼き肉を奢ってもらいメチャクチャ泣きながらお肉を食べていました。
再びやってくる挫折・・・・・
米中貿易戦争が行われている中、2019年の下半期から2020年の年明けにかけての相場は比較的堅調でした。
私は資金管理を徹底しスイングトレードの中でもかなり低いレバレッジをかけてトレードするようにしました。
また、高金利通貨にも少々買を入れながらチビチビと稼いでは負け分を取り戻していました。
なんだかんだ言いながらも1年は続けているので無謀なエントリーは極力避けて2019年の年明け前には暴落で失った資金を完全に取り戻すことに成功しました。
「このまま毎年コツコツ稼いでいけばいつか億トレーダーになれる!」
そんな淡い野望を抱きながらトレードしていた矢先再び悪魔のような悲劇がやってきます。
忘れもしない2020年2月下旬、コロナウイルスの世界的流行を織り込んで毎日のようにドルや株が暴落していく日々、毎日のようにサーキットブレーカーが発動し数分見ないだけであり得ないレートに跳ね上がるような相場でした。
この時私は、暴落する前日に新興国通貨の買い玉を仕込んで長期のトレードをするための準備をしていました。
しかし、あろうことかどんどん暴落し、クロス円で最安値を更新していく新興国通貨もちらほらと見え始めてきました。
「暴落してもいつかは底をつくだろう」
そんな楽観的な事を考えていた私でしたがついに3月中旬になる頃、再び強制退場を食らいました。
米中貿易戦争での暴落で取り戻した分に加えて倍近く稼いでいたので損失額は併せて80万円……。
学生の私にとっては失神しそうなくらい高額な損失を出してしまいました。
「もうダメだ、何もかも辞めよう……」
大きな矛盾ですが、上手くいかないことがあるとバイトすら辞めようと考えてしまいます。
私のテンションも相場の暴落以上に落ち込みました。
「先輩、俺FXもう辞めるよ……」
とその日は泣き崩れながらやけ酒をしました。
挫折から……
暴落し強制退場を食らった私ですが、その後、バイトのお金を再び投入して再び50万円ほどからリスタートしています。
「もう負けないぞ!」
あまり勝ちにこだわるとよくないと聞きますがこれくらいの胆力がないとやっていけません。
これから先、世界経済がどのような行く末を辿るのか日々変化し続けますが、いずれにせよお金は稼いだもん勝ち。
何度でも立ち上がっていつかは億トレーダーになれるように頑張りたいと思っています。