経済指標を狙ってトレードしたものの相場の急激な変動で怖さを実感

ひさや

私は五十代前半、FXトレード歴が四年の未婚男性です。
ひさやと申します。
この出来事は、FXを始めてから一年程度の時に起こりました。
為替相場が急激に動く場面でトレードした場合に、大きな危険があることを痛感した体験です。
初心者がうかつに手を出すと大変なことになる可能性があるため、知っておいていただきたいと思います。

最初は東京市場の時間帯でFXトレード

FXを始めた当初は、東京市場が開く時間帯で取引をしていました。
私は自営業なため、午前中でもトレードに時間を割くことができたからです。

戦績としては、FXの初心者でもあり、確固としたトレード知識もなかったため、当然ながら負け続けていました。
複数のFX業者を利用していましたが、少ない取引資金で練習の意味合いが強かったため、あまり気にはならなかったです。

私は、午前11時くらいにポジションを持つことが多かったです。
東京市場でも時間帯で値動きは違いますが、この時間帯で取引していて感じたのは、比較的緩やかという部分でした。

通貨ペアの種類によっても違いますが、私はオーソドックスな「米ドル円」で取引をしていたため、尚更そう感じたのだと思います。
そのため、負けていてもそこまでダメージを感じることはありませんでした。

もちろん気分的には良くないですし、何より勝った場合でも刺激の少なさを感じていました。
自分のトレード技術もわきまえずに、もっと大きな値動きでチャレンジしたいと思うようになったのです。

より大きな値動きを求めてニューヨーク市場に興味を持つ

通貨ペアの変更も考えましたが、やはり「米ドル円」は馴染みがあるため利用しやすく、継続してこの通貨ペアでチャレンジすることにしました。
値動きが活発になるのは、ヨーロッパ市場が開かれる時間帯からです。
そして日本時間で夜中のニューヨーク市場がピークになります。

実際にトレードしてみると、確かにそれは感じました。
東京市場の時間帯よりも価格変動が激しくなるため、損失幅も利益幅も大きくなる傾向です。

しかし相変わらず負けが多く、結局は損失を大きくするのみでした。
損をすると取り返したいという思いが強くなり、しかも一気にそれを実現したいと考えるようになりました。
そこで興味を持ったのは、経済指標発表のタイミングでポジションを持つ、一種のギャンブル的なトレードです。

思い切って経済指標の発表時にチャレンジ

ネット検索でFXトレードの情報を収集していた時に、経済指標の発表を狙ってトレードする方法があることを知りました。
重要な経済指標が発表される時間帯では、急激な値動きが発生する可能性があります。
その波にうまく乗れば、大きな利益が狙えるという方法です。

もちろん危険が伴いますが、今までの損失を挽回したいという思いがあったため、このようなトレードに興味を持ちました。
このトレードでは、私が苦手とするテクニカル分析の必要がありません。

要するに経済指標の内容を予想して、それに合ったポジションを取ります。
予想と言っても素人の私に的確なものはできないため、ギャンブル的な要素が強くなりますが、その時の心境としてはあまり気になりませんでした。

特に大きな経済指標は、アメリカの雇用統計です。
試しにその時間帯に値動きを確認しましたが、驚くほど急激に価格が変動することに驚きました。

さすがにこれは怖かったため、雇用統計ほどではなく、もう少しインパクトの小さい経済指標の発表を狙ってトレードをすることにしました。
この時はうまく流れの方向にポジションを持つことができ、ある程度の利益を出すことができました。

失敗から学んだ反省点

ちょっとした成功に味をしめて、本格的に雇用統計の発表時にトレードすることにしました。
自分なりに予測を立てて、この時は売りポジションを持ちました。

この際に利用した業者は、DMMFXです。
どの業者でも良かったのですが、DMMFXはチャート画面が見やすく、個人的に使いやすかったからです。
もちろん大きなポジションを持つと危険ですので、一万通貨でチャレンジしました。

自分の頭の中には成功しか描いていませんでしたが、結果としてこれが墓穴を掘りました。
雇用統計の発表と共に相場は大きく動きましたが、自分の予想とは逆になりました。

損失が発生している中で、損切りをためらったため、さらに拡大していきました。
ようやく損切りしたのですが、結構な損失です。

少ない取引量でしたので、そこまでのダメージではありませんが、もっと大きなポジションを持っていたらどうなっていただろうとゾッとします。
改めて、相場が急激に動く時にトレードすることは大きな危険と隣り合わせだということを感じました。